Column
■代表 かしむらかおりのコラムより「エナジーレスキュー/タイムシフト」
「オーラソーマ いのち から いのちへ その9 ~命のつかいかた エナジーレスキューからのイエス~」
命のつかいかた エナジーレスキューからのイエス
街のクリスマスイルミネーションが美しい季節となりましたね。 クリスチャンの少ない日本で、これほどクリスマスが歓迎されるのは、日本の素晴らしいところなのでしょうね。 毎年繰り返される光景だけに、この季節に様々な事を思い出すかたも多いと思いますが、私も今回、クリスマスの赤を目にするたびに、ふと思い出される笑顔についてご紹介させていただきました。
数年前にある女性が、89番のエナジーレスキューのボトルを買いました。
彼女はとても安定した仕事についていたものの、そこには真実がないといつも苦悩していました。 真実ではないことを、上司に従って「真実である」と言わないとならない事が苦しい。 でも、偽り続けることが出来れば、彼女の生活の安定は約束されているのです。 わかってはいても、それは、すでに目覚めはじめてしまった彼女にとっては難しいことだったのでしょう。
そんな生活が続いたある日、彼女は通勤途中の階段すら、手すりなしでは昇ることが困難になってゆきました。 30代半ばで、肉体的にも問題があった訳ではないのですが、駅の階段を昇る足が重くて、息が切れてしまい、手すりに掴まりながらやっとの思いで昇ったそうです。
きっともう彼女の身体は、自らにイエスと言えなくなってしまったのでしょう。
そんな時に、エナジーレスキューの真紅のボトルに惹かれて、塗りたいと思ったようでした。
ボトルを持ち帰ってからしばらくは連絡が途絶えて、その後、半年以上が過ぎた頃に彼女は再び訪ねて来てくれました。
その時の印象はこれまでと違って、晴れやかな笑顔に軽やかな様子でした。 彼女と出会ってから初めて感じる、すっきりとした表情がとても印象的でした。
彼女は椅子に座るなり、待ちきれなかったように、開口一番「私、仕事を辞めました」と笑顔で報告してくれました。 私は、つい「それはおめでとう。」と言っていました。 自分でも一瞬、「あれ?おめでとうでいいの?」と思いましたが、彼女があまりにすっきりとして綺麗だったので、そう言ってしまったのでした。
彼女は私に 「はじめてです。おめでとうって言ってくれた人」と、笑顔で言いました。 「家族にも友人にも、こんな時代に安定した仕事をわざわざ辞めるなんて、どうするのだと言われ続けて、これからどうやって食べてゆくのか?と同じ事ばかりを言われる」と。 でも、そのように言いながらも、彼女の表情は相変わらず爽やかでした。
そして、今に至ったプロセスを話してくれました。
エナジーレスキューのボトルを持ち帰って、早速ワークした彼女は、その後、通勤の階段もすんなりと昇れるようになったそうです。 その体の変化にとても驚いたそうですが、更に驚いたのが、気持ちの変化でした。 「もう、ここは自分の居る場所ではない」と確信し、ずっと続けてきた仕事をすんなり辞めたそうです。 あれほど悩んでいたのに、辞めてみたら、様々なことがとても楽になったそうです。
そして、「今は、アロマテラピストになるための勉強をしています。いずれは、ホスピスで身体のケアをしてゆけるようになりたいのです。」 彼女はまさに、生きるエネルギーに満ち溢れ、自分の向かっている方向に迷いがないことは笑顔から分かりました。
身体が教えてくれた彼女の真実の声。 エナジーレスキューは、彼女の身体をサポートしながら、その命に寄り添ったのでしょう。 身体に意識を向けた彼女は、自分の身体を通して命の声にも気がつき、愛し尊重し、そして人の命もケアしてあげたいと感じたのかもしれません。
そして帰り際に、彼女は私に穏やかな笑顔で、忘れられない一言をのこして帰ってゆきました。 「私ね、これからは、豊かな心を稼いでゆきます。」
エナジーレスキューは、私たちのエネルギーの救済をしてくれます。 つまり命の救済です。 私たちが再び、身体を思い出し、この命をどのように使ってゆくのかということに光を当ててくれます。 命が発するイエスの声が、エナジーレスキューから聞こえてきます。
柏村 かおり 記