Column
■代表 かしむらかおりのコラムより「大天使チャミエル」
最近とても天使という存在を身近に感じます。
オーラソーマにおいても、昨年末に大天使ツァフキエルが誕生し、
今年は更に「カバラの72の天使」というコースがスタートします。
みなさんは天使という存在をどのように捉えていますか?
西洋では、とても特別な存在である天使ですが、実は日本ではあまり天使に祈りを捧げるとか、お願いするというような習慣はないかと思います。
日本ではどちらかというと、宮崎駿さんの世界、ジブリ映画が好まれるように、むしろ精霊の方が馴染みがあるかもしれませんね。
あるいは子供の頃から童話で慣れ親しんできた白雪姫に登場する7人の小人のように妖精に親しみを感じるかもしれません。
空に存在するのが天使なら、大地と深く関わっているのが妖精。
どちらも私たち人間を見守り、私たちの意識がより高く成長していけるように必要なときにはサポートをしてくれるそうです。
西洋では天使が人間になりたくて仕方ない、あるいは人間を助けたくて仕方ないという微笑ましいテーマの映画が多く見られ、一方私たち人間は「天使みたいな人ね」なんて言われると、とても嬉しい。
互いが憧れあい、互いが求め合っているそれが天使と人間の関係なら素敵ですよね。
オーラソーマにはそんな天使と関連したボトル達が存在しています。
B44にはガーディアンエンジェルという、まるで天使が存在する澄み渡った空のような色のボトルや、B94大天使ミカエルを筆頭に大天使シリーズと呼ばれる心強いボトル達がいます。
大天使とは神のメッセンジャーとして知られ、神と人を繋ぐ高い地位を持つ天使達です。
私たち個々の成長を助け、私たちが重要な局面を迎えたときに働きかけてくれます。
今この時代にまさに私たちをサポートしに登場してくれた大天使シリーズのボトル達。
更にオーラソーマには5本柱の1つでもある、スプレータイプのアークエンジェロイも在ります。
これからの時代、自分に対する責任をとりながら、周囲の人と繋がり協力し合い、自分に出来ることは積極的に働きかけてゆく事が求められます。
そんな今、なぜオーラソーマもこれ程までに天使にフォーカスしているのでしょう?
天使というのは個々の役割を持ちながら、共同体(グループ)で助け合いながら働くそうです。
まさに、今の私たちに必要な存在にほかなりません。
そして大天使をはじめ、あらゆる分野の天使達はいつも私たち人間の側に寄り添い、私たちをいつだって助けたくて仕方がないそうです。
でも、人間の自由意志を尊重するために、私たちが「助けて」と言わない限りは決して助けることは出来ないともいわれています。
世界が注目する2012年。
マヤンカレンダーが終わりを迎え新たなアセンションへの旅がすでに始まっています。
今、世界と共にオーラソーマも一人ひとりが個の人間として自らの光の身体を磨き、魂の成長をさせながら、より共同体に働きかけて、全体とのハーモニーに再び目覚めてゆく事へとシフトしています。
そんな時に天使達にサポートされながら新たな光へと向かうことが出来るならこんな素敵な事はないですね。
今回はそんな天使の中でも、私自身がもっと全体へと働きかけていくための変化を迎えるために、手を貸してくれたB104大天使チャミエルについてご紹介したいと思います。
日本では大天使カマエルと呼ばれることが多いですが、私はマイク氏から初めてB104についてのメッセージを聞いたときに、彼自身が「チャミエル」と呼んだ瞬間に自分の中でとてもしっくりと来て、それ以来「チャミエル」と呼んでいます。
そんな大天使チャミエルのボトルが誕生した際、なんてかわいらしい色のボトルが誕生したのだろうと思いました。
大天使のシリーズの中でもレスキューのディープマゼンタが続いた後に誕生したチャミエルは、久しぶりに光を燦々と浴びたような希望が感じられたことを覚えています。
名前も色もかわいらしくて、私は早速ボトルとのワークを始めました。
ペンダントも私のお気に入りとなり、かたときも離れることはありませんでした。
そんな中、ブライダル用の船の船内コーディネートをしていた私は、その会社の経営するハワイアンレストランをリニューアルするためのプロデュースを依頼されて、横浜にあるそのレストランに通い詰めていました。
ある日、その会社からレストランの階下にあるスペースにショップを出さないかと声をかけて頂きました。
私の中で、いつか色をテーマにしたショップをやりたいとぼんやりとは思っていたものの、なにも具体的なアイデアではなく、しかも開店に要する資金のことを考えると現実的な話ではありませんでした。
それでも口から出ていた言葉は「やりたいです」。
先ずは話を聞いてみようと思ったのでした。
自分でもそれからのめまぐるしい展開は説明ができません。
気がつけば関係者に囲まれて、多くの難題を、一つひとつ見事にクリアしながらオープンの方向へと話は進められていきました。
説明できることがあるとしたら、私を取り囲む新しい縁が私を強力にサポートしてくれていたという事です。
みなとみらいの大型商業施設内でもあったことから、新しい試みに対して受け入れ側には懸念されたものの、私は関係者を説得する人達に常にサポートされていました。
でも私を応援してくれた方々の中には、まだ数回しかお会いしたことのないうえに、色の世界の事もオーラソーマのことも、そしてなにより私自身の事すらよく知らない人達までいました。
しかも彼等の口から出る言葉は、いつもオーラソーマのボトルを指さしながら「なんか、いいと思うんだよね、これは」という本当に曖昧な言葉ばかり。
そんな光景を私はとても不思議な気持ちでみていました。
なぜ、なにも分からないのにこんなにも応援してくれるのだろうと思う一方、過去にも何度もオーラソーマを知らない人が初めてボトルを見たときに「なんかいいと思う」という言葉を口にしたのを聞いて来た私は、その言葉をボトル達が裏切らないことも確信していました。
それだけに私自身も精一杯の事をしようと、気持ちを新たにしてある種の覚悟もしていきました。
数々の難題をクリアした結果、横浜にオーラソーマのショップをオープンする事になりました。
ところが直前になってまたもや難題が・・・
元々他のショップが使っていたそのスペースには、実際に物をどかしてみたら、三本の太い金属製の柱が突き出ていました。
以前は窓際にカウンターテーブルが設置されていて、その後は使われなくなったカウンターの天板だけが外されたために、足となっていた三本の金属の柱だけが残される結果となったようです。
そして、長年物に覆われて、すっかりその存在を忘れ去られていたのです。
その事がオープンの数日前に発覚し、しかもその柱は不要であればこちらで工事して取り外して欲しいと言われたのでした。
ところが、工事の手配が間に合うのかという心配だけではなく、費用の問題にも頭を抱えた私に、またしても、「そんなのやってあげますよ」と手を挙げて下さる方が現れたのです。
上の階でハワイアンレストランの改装工事に入っていた関係者が、たまたま興味を持って様子を見に来て下さったのです。
その際に相談すると、上の階のレストラン工事の帰りがけに出来るから費用も必要ないと言って下さり・・・見事に取り外してくれたのです。
そうやって、多くの方々の協力と応援を頂き、なんとかオープンにこじつけたのです。
今、考えても、不思議なことの連続でした。
しかも、ようやくショップがオープンして、それから間もなく彼等とはほとんどお会いする機会がなくなりました。
まるで、ショップのオープンを手助けして下さるためだけに、必要な方々が集まり、オープンを見届けて去っていった感じでした・・・
今思うと、このような、なにかに守られているような状況が、まさにエンジェルからのサポートを受けている時なのだと思います。
自分のブループリントの扉が開くとき、きっとエンジェル達がその愛に満ちたまなざしで見守っていてくれているのでしょう。
だからこそ、思いがけない方向へ扉が開いてもそこをくぐり抜けていこうと思えるのかもしれません。
同時にそれまで、苦痛に感じていた別の仕事先との付き合いが途絶えていきました。
いつも自分の真実は受け入れてもらえず、自分自身とも仕事先とも葛藤を抱え続けて来た月日が突然に終わりを告げました。
思い返すと当時の私は、常に大天使チャミエルとのワークを続けていました。
チャミエルは天使の中でも人間関係をスムーズにしてくれ、古いものは一掃して新しいものを受け入れることを助けます。
そして自分と闘わず、自分自身とその人生を心から愛せるようにサポートする大天使です。
必要な縁やエネルギーを引き寄せて、そうでないものを遠ざけます。
それはまさに生命の樹においても、ゲブラーと呼ばれる5つ目のスフィアに位置する大天使であることを物語っています。
ゲブラーというスフィアは、峻厳のスフィアと呼ばれ、例えばその場所は、育ててきた植物の間引きをするような場所です。
より良い花を咲かせるために、他の芽を摘み、残すための花に充分な養分を与えるための選択と決断の場所です。
また、ボトルカラーで見ていくと上層のピンクに真珠の母貝のエネルギーを含むチャミエルはイリデッセントローズピンクというだけに、虹の七色とも関係しています。
そんな大天使がサポートし続けてくれたショップの名前が、まさに虹を生み出すプリズムという名前として誕生したことも、チャミエルとのワークが偶然とはとても思えません。
振り返ってみると、ショップを通して多くの方々にオーラソーマをご紹介するというチャンスが壊れてしまわない様に、当時まだ物理的にも精神的にも充分な準備のなかった私をチャミエルは常に支え続けてくれました。
そしてショップがオープンした後に誕生したのが、スプレータイプのアークエンジェロイのチャミエルでした。
アークエンジェル(大天使)をギリシャ語やヘブライ語でアークエンジェロイといいます。
大天使ボトルと関連したオーラソーマのアークエンジェロイもまた、私たちが何のために今ここに存在し、どのような目的を果たしに来たのかを明確にしていきます
重大な局面に陥ったときに、保護のために、そして方向性を明らかにすることをサポートします。
家族や、グループ、会社など自分と共同体との関係に意識的なれます。
個性化の目覚めを助け、もっと自発的に行動することや、問題を認識して責任を受け入れることを助けてくれます。
つまり、私達自身のクオリティ(質)や、人生そのものに対する美意識を高めます。
何をするかではなく、どのように行うかに焦点をあて、瞬間に愛を注いでいけるように私たちをサポートします。
私たちの質を高めるように働きかけてくれるアークエンジェロイ。
例えばそれはプラクティショナーであれば、100件のカウンセリングをしたことが重要なのではなく、たとえ1件のカウンセリングでも、いかにハートからのカウンセリングが行えたかという事ではないでしょうか。
あるいは、それは日常の中で多くの人が全く同じ仕事をしていても「是非、あなたにやってもらいたい」という選ばれる自分になっていく感じかもしれません。
自分の行うことに精一杯に愛を注いでいくことそのものが自身のクオリティを高めていくことでもあり、それは自分自身以外の誰にも出来ない事です。
自分の質は周囲の人が高めてくれる訳ではなく、自分自身が自覚して高めていく以外ないのですから。
それがオーラソーマの中でも、今、最も重要だと考えられている光の身体を磨くという事にもなるのだと思います。
そんな私たちを助けたくて常に傍らに寄り添い、愛のまなざしで見守ってくれている天使達がいる事への感謝こそが、彼等と繋がりコンタクトをとる事なのかもしれません。
そして私たちが、より私たちの使命を生きるためのエネルギーが注げるように気づかせ、勇気づけてくれるそんな存在なのだと思います。
チャミエルのアークエンジェロイスプレーを初めて使った時、ボトルの色からも、余程優しく甘い香りであろうとイメージしていた私は、意外にもアジア的な香りに思わず背筋が伸びる印象がありました。
そこには、ゲブラーのエネルギーが存在していたのかもしれません。
その香りとエネルギーに引かれ続けて、いつしか私にとっては欠かすことの出来ないものになっていきました。
その後ワークするボトルは変わっても、アークエンジェロイのチャミエルは常に傍らにあり、使い続けています。
そしていまもなお、私らしく寛いでいられるような素敵な縁を引き寄せてくれています。
オーラソーマの素晴らしいところは、それぞれの天使のエネルギーを色や香りを通しても感じていけるところにあります。
自分にしっくりくる色や香り、時には天使の名前からも惹かれるような感じがしたなら、もうすでにあなたの隣で天使が、あなたをサポートしたくて囁いているのでしょうね。
尚 記
柏村 かおり 記