Column
≪色を持たない色のサポート≫
色彩の世界に長年おりますと、色の持つ力は確かにあるということ
を実感し、科学的にも解明されているものもたくさんあります。
そして今、何色が自分にとって必要なのか？
あるいはどの色が、今の自分の助けとなるのか？ ということは、
知識としては知らなかったとしても、知恵としては、どの人のなか
にも必ず存在しています。
特に危機に瀕したときほど、その知恵は自動的に湧き起こります。
つまり、必要な状況に応じて、その人それぞれが自然と求める色が
あります。
そして、実はそこには段階もあるのです。
大きな衝撃を受けたとき、美しい色彩を見て、心底癒されるという
段階の方もいます。
ところが、まだその前の段階として、視覚的に色を感じることが難
しいという方も少なくありません。
そのためにオーラソーマでも、セラピスベイというクリアーのボト
ルが存在しています。
人間というのはとても神秘に満ちていて、今回のような、あまりに
も大きな出来事に遭遇したときには、まず最初は、本能的に受け止
めることができる許容範囲を受け止めます。
それを超えたものに関しては、素早く凍結保存して、潜在の奥深く
へとしまうことができるのです。
実際に、そういった状況下では、多くの方が・・・
「色を見るのが嫌」
「今は色はいらない」
「色のついたものはすべて捨てました」
・・・と言うのを耳にしてきました。
私も同様の経験をしたとき、目の前に迫る病室の白い壁に救われる
ような感覚を経験したことがあり、「白って、こんなにきれいだっ
たっけ？」と、ひとりつぶやいたことを今も思いだします。
そこで、そういった状況で活躍してくれるものとして、オーラソー
マには、カラーエッセンスというものがあります。
こちらは、１５色のバリエーションがありますが、ほかの製品とは
違い、視覚的には、色がありません。
赤いカラーエッセンスを手のひらに垂らしてみても、透明な液体で
しかありません。ほかの色もすべて同じです。
香りの特徴もありません。
保存のためのアルコールの香りがするだけです。
つまり、どのエッセンスも見た目には何色なのかは、わからないの
です。
このカラーエッセンスこそが、まだ色を見ることが難しい状況の方
に、とても適したものなのです。
特に今回のような状況には、とても向いていると思います。
カラーエッセンスには、視覚的な色は存在していませんが、そこに
は、それぞれのエネルギーとしての潜在的な色が存在し、それはキ
ルリアン写真でも証明されています。
植物界と鉱物界、そして人間界の色。
この三位一体は、カラーエッセンスも変わりはありません。
ただ、ここで特筆すべきは、カラーエッセンスには非常に樹木との
つながりがあるということです。
地球という美しい女神に、長い歳月をかけて根ざし続ける樹木。
この女神と樹木の関係そのものが、カラーエッセンスの生みだす神
秘です。
つまり樹木のエネルギーが、このカラーエッセンスに息づいている
ということは、私たちがふたたびこの美しい地球との（大地との）
つながりを思いだし、今いる場所でしっかりと根づいていけるとい
うことです。
まだ見る準備ができていない色は、ハートにしまったまま、見えな
い色にやさしく抱かれるという経験ができるのです。
地球そのものから生まれて来た樹木。
暑さ寒さも、雨風も、自分の栄養に変えながら、ただ大地に根づき、
その経験を通して、誰よりも自分のいるその場所、地球そのものの
ことを知っています。
この樹木のように、カラーエッセンスがもたらす可能性は、状況や
環境に左右されることなく、ふたたびこの地球とのつながりが感じ
られ、自分の内側でしっかりと中心に定まっていられます。
ですから、震災にかぎらず、どの方にも役立ちますね。
見えない色とはいえ、みなさんきっと、どの色を使ったらいいのか
しら？ と思いますよね。
本来は、ご自分の感覚を信頼して、好きなものを使っていただくこ
とがベストですが、今の状況から、あえていくつかをご紹介すると
したら・・・
○カラーエッセンスのピンクは、自分を酷使し、心身が疲れきって
いるように感じたときや、不安や深い悲しみにもいいです。
○ターコイズは、気持ちを理解しあい、共感し、互いにそれぞれの
個性を認めあいながらサポートしあうのにいいです。
シンクロンシティも感じられます。
○グリーンは、自分のスペースを感じられないときや、愛情表現に
困難を感じたときにも助けとなります。
○イエローなら、不安や不満、憂うつな気持ちになりやすかったら、
ぜひ試してみてくださいね。
○レインボーは、虹が登るように愛と安らぎを感じます。
互いに協力しあい調和することを助けます。
先ほどもお伝えしましたが、完全に光に溶けた見えない色の、どの
色を使うかはご自分を信頼してくださいね。
その色が必ず助けとなります。
私たちは、例外なく色の感覚に対するエリートです。
そして、カラーエッセンスはその使い方も、また状況を選びません。
手首やこめかみ、首筋など、脈を打つところに２～３滴、あるいは
お風呂で浴そうに数滴垂らして使うこともできます。
この使い方も、ご自分を信頼して、クリエイティブに楽しんでくだ
さいね。
カラーエッセンスはどの人にとっても、きっと光の道筋を拓いてい
くのに役立ちます。
Satya（かしむらかおり） 記
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